公文書管理入門

目 的
Purpose of official document management



くろがねファイリング研究所は
「公文書管理法」・「行政文書の管理に関する
ガイドライン」がめざす公文書管理を実現します。


目 的
Purpose of official document management


くろがねファイリング研究所は「公文書管理法」・「行政文書の管理に関するガイドライン」がめざす公文書管理を実現します。

公文書管理法、及びガイドラインに示された具体的な公文書管理に関する考え方や手法は、当研究所が昭和26年頃より、故三沢仁先生(産業能率大学名誉教授)の指導を受け、培ってまいりましたファイリングシステムの考え方や手法が数多く取り入れられており、こうした趣旨に沿った公文書管理=ファイリングシステムを実現します。

公文書管理の目的は

「公文書管理法」「行政文書の管理に関するガイドライン」に記載されている公文書管理の目的をまとめると

  • 行政機関の意思決定、活動の歴史的事実、正確な記録を透明化することで、情報公開の適正化や円滑化を図ることにより、国民に対する説明責任を果たす。
  • 知恵の宝庫、国民の知的資源である歴史公文書を公文書館に移管し、国民が活用できる環境を整えると共に、行政機関が活用することで、行政運営の適正化と効率化を目指す。
  • 公文書を適正に管理することで、情報漏洩を防ぎ、個人情報を保護する。

では、最も重要なことはなんでしょうか?

それは「行政機関が持つ文書情報[行政機関の意思決定、活動の歴史的事実、正確な記録(失敗事例含)、そのために必要とした資料等]を活用することで、現在及び将来における、行政運営の適正化と効率化を図り、迅速・適切な意思決定を行うこと」です。

すなわち、ファイリングシステムの目的は事務室・書庫に溢れる書類の山を片付け、削減することが目的ではありません。結果として文書量を削減することができますが、真の目的はこれまで、行政期機関が蓄積してきた、またこれから蓄積していく、意思決定・活動の記録を活用することで、行政運営の適正化・効率化をはかることです。